- 『ザ・レインボー』(2019年)ってどんな映画?
- 『ザ・レインボー』(2019年)の実録トリビア&感想見どころ!
- 「Rainbow Bar & Grill」はロックバーの先駆け!バンドマンや有名俳優の社交場だった
- ロックの歴史…!? あのビッグバンド達も…!? 「レインボー」&「ウィスキー・ア・ゴーゴー」は錚々たる大物バンドを産み出す「ロックンロールの教会」だった!
- 毎晩がパーティー!80年代LAのサンセット大通り!
- レインボーは出会いの場であり、バンドの職業紹介所でもあった。
- レインボーのVIPルームは「ヴァンパイアの隠れ家」
- マリオ・マグリエリは「若きロッカー達の父親代わり」だった。
- ミュージック・ビデオに登場する 「レインボー」を観てみよう!
- マグリエリ一家とレミー・キルミスター、クールな友情は生涯続いた。
- 最後に・・・
『ザ・レインボー』(2019年)ってどんな映画?
『ザ・レインボー』(The Rainbow)は2019年公開、アメリカの記録映画です。 ロック好き、、特に80年代ハードロック全盛期を生きてきた方なら〖レインボー〗や〖ウィスキー・ア・ゴー・ゴー〗ってバーを絶対知ってますよね♪ ガンズ・アンド・ローゼズなんかのミュージック・ビデオでも見てたしロック雑誌&写真集にもよく登場してた。 この記録映画は、当時〖レインボー〗〖ウィスキー・ア・ゴー・ゴー〗に入り浸っていた人気ミュージシャン&オーナーの思い出話・秘蔵映像・証言を基に残された貴重なロック遺産であり、代々受け継がれるべき懐古作品なのです。 「今夜は特別な夜だ。最愛の友人を讃えよう。」とマイクを取るオーナー。 モーターヘッドTシャツで店に集合したオーディエンス達。 常連スターだったレミー・キルミスターのブロンズ像設置で沸く〖レインボー〗入口の光景…そんな記録映像で始まる本作。 1972年開業以来、沢山のミュージシャンや俳優たちに愛され続けてきたロックンロールの教会。 「特別な時代の、特別な場所」 ここで起こったことを知り、愛すべきロックの歴史に思いを馳せるのも素敵です。 出来れば…リアルタイムで体感したかったですが・・・。 (実は…夫婦共々ハードロック/ヘヴィー・メタル愛好家でございます♡) |
『ザ・レインボー』(2019年)の実録トリビア&感想見どころ!
「Rainbow Bar & Grill」はロックバーの先駆け!バンドマンや有名俳優の社交場だった

「Rainbow Bar & Grill」は、アメリカ国内初の本格的ロックバーでした。 80年代のL.Aサンセット大通り…といえば、大きなTowerRecords中心にクラブやバーが犇めき合う華やかな街。 大物ミュージシャンや人気俳優、そして成功を夢見る若者たちで溢れ返っていました。 何もかもがド派手でクレイジー…。たぶん、二度とない時代。 そんなクールな街で「ロックのメッカ」と称され、とびっきりクールな奴らが集まってきたのがここ「Rainbow Bar & Grill」。 イタリア系のオーナー、マリオ・マグリエリ(Mario Maglieri)が前身のバー「ヴィラ・ノヴァ(Villa Nova)」を引き継いで創設しました。 「ヴィラ・ノヴァ」はかつて、マリリン・モンロー&ジョー・ディマジオ、ミッキー・ルーニーなどの大物映画スター、そしてギャング達がこぞって常連となっていた所。 (チャップリンが出資したらしいです。) この店を引き継いだマリオが1972年にロックバーとして新規オープンさせたのです。 |

マリオは人気ライブハウス「Whisky a Go Go」(1964年創設)のオーナーでもあり、そこでステージに立ったバンド達は同オーナー店「Rainbow Bar & Grill」(以下、レインボーと省略)になだれ込み、お決まりのように夜通し飲み明かしました。 売れまくったビッグバンドの多くはここで育てられた。 マリオの本気の説教で心を引き締めつつ、クレイジーに楽しいひと時を過ごした。 お腹を空かせたバンドマンには、内緒で(無料で)スープを振る舞っていたそうです。 ・・・だから大物になってもずっと通い続ける。 当時、店内は出会いやコネを求める人々でごった返していた。 気付いた頃にはバンドマンや俳優、スター達の社交場&癒しのスポットとなっていったのです。 ロックが流れるクール&クレイジーな溜り場。 偏見に晒されず、思いっきり楽しめる特別な場所。 レインボーはロックバーの礎を築き上げた先駆けであり、常連たちが言う所の「ロックンロールの教会」だったのであります。 |
ロックの歴史…!? あのビッグバンド達も…!? 「レインボー」&「ウィスキー・ア・ゴーゴー」は錚々たる大物バンドを産み出す「ロックンロールの教会」だった!

先述の通り、レインボーは自他ともに認める「ロックンロールの教会」でした。 その歴史は古く、60年代にまで遡る。 「ウィスキー・ア・ゴーゴー」(以下、ウィスキーと省略)って、元々マリオの友人エルマー・ヴァレンタインがフランスで見た同名店を気に入り、LAに持ち込んだのが始まりだった。 ゴーゴー・ガールが檻で踊るライブハウス。 ひどく苦戦したそうですが、翌年1965年にシカゴから駆け付けたマリオが従業員を総とっかえし、見る見るうちに人気店へと押し上げた。 スモーキー・ロビンソンやザ・テンプテーションなど、LAでは歓迎されてなかったブラック・ソウルミュージシャン達をステージに出演させ、店内は黄金期のハリウッドスター達でごった返したそうです。 先見の目、審美眼に長けた人だったんですね。 当然の如く…マリオはウィスキーの店長&経営者となり、シカゴの家族をLAに呼び寄せたんです。 |

その後、、、当時まだ16歳だった長男マイケルも、父の反対を押し切り店で働き始めましたww。 ウィスキーと並行し、レインボーも開業した1960~70年代頃ですね。。 その頃ウィスキーの座付きだったのは、無名時代のドアーズ(The Doors)やシカゴ(Chicago)、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)、キンクス(The Kinks)、ザ・フー(The Who)、アリス・クーパー(Alice Cooper)、フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)など、後に大成功を収めたバンドばかり。 その中でも、ドアーズのジム・モリソンにはマリオもかなり手を焼いたそうです。 「若気の至り」が過ぎたもよう(笑) アソコ丸出し事件とか、おしっこまき散らし事件とかね…ww。 だけど、ちゃんと謝りにくる。 可愛さ余って…かなり大変だったでしょうね(笑) そして80年代に向け、ザ・ランナウェイズ(The Runaways)、ヴァン・ヘイレン(Van Halen)、そしてモトリー・クルー(Mötley Crüe)を始めとするLAメタル勢も座付きとなり大成功。 華やかなる時代の中心となってロックシーンを盛り上げました。 ウィスキーを熱狂の渦に巻き込んだら、その足でレインボーへと繰り出す。 ハリウッド・スター達も巻き込んで毎晩大賑わいだったようです。 そして時代が変わる頃…90年代に突入し、突如頭角を現した座付きバンドがガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)。 ロックシーン新時代を築き上げたモンスターバンド。 実は…ギタリストのスラッシュは、15歳の頃から偽装IDを使ってレインボーに入り浸っていたそうです。 マリオは父親代わりだった。 そんなロック少年から見て、入り浸ってた当時のLAで「一番凄いギグはモトリー・クルーだった」と振り返っています。 バンドがライブを見に来る店…という流れを作った2代目マイケルは・・・ 「何人がここから出発したか分からない。駆け出しのバンドは全国のクラブを廻り、ウィスキーに辿り着く。」 ジーン・シモンズは・・・ 「足場が固まる前に挑むステージだ。」 …と言っています。 因みに、リッチー・ブラックモア率いる伝説のバンド「RAINBOW」ですが…。 このバンド名も…「Rainbow Bar and Grill」に因んで名づけられたんだそうです。 マジか・・・。 |
毎晩がパーティー!80年代LAのサンセット大通り!

先述の通り、華やかなる80年代はウィスキーやレインボーは毎晩がパーティーでお祭り騒ぎでした。 ド派手に着飾った若者たちを総動員させたLAサンセット大通り。 小さなクラブやバーが犇めき合い、蛍光色のネオンが眩しい雑多な街。 「少しぶらつけば俳優やロックスターに出くわした。」とマリオが言っています。 羨ましすぎる。。 MTVで見て憧れた世界は…現実に存在していたのですね。 (ただの夢物語だと思ってた…♡) そして、その立役者だった人物を今になって知るという…ww。 レインボー店内の壁には、店で楽しんでるスター達の写真がたくさん貼られています。 スター達が譲渡したサイン入り、あるいは思い出の楽器もいっぱい飾られてる。 (「Don’t Cry」のMVでスラッシュが投げたギターも。。) 華やかなる時代、ロックの歴史が丸ごと詰まっています。 いつか訪れるその時まで、マリオ&マイケル→甥っ子マイクへと受け継がれたこの店がずっと生き続けていて欲しい。 …その後もね。。 |
レインボーは出会いの場であり、バンドの職業紹介所でもあった。

オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)曰く、レインボーはバンド結成にも欠かせないスポットだったらしいです。 「ある意味、バンドの紹介所だった。…あるパートを探してると言えばすぐ話が伝わり、連絡がきた。」 なるほどなー。 そーいうことだったのかー…って妙に納得。 私がハードロック&ヘヴィー・メタルに出会った学生時代、「BURRN!」とか「KERRANG!」..その他ロック雑誌を読み漁っていて不思議なことがあった。 「オジーはどーやってあんな天才ギタリストばかり見つけてくるんだろう・・・。」 もちろん才能見る目が肥えてるのもあるだろうけど、次々と手際が良すぎました(笑) それに当時、人気バンド間の引き抜きなんか…しょっちゅうあった。 (地味にショックも受けたがww) ウェンディー・ディオ(ロニー・ジェイムス・ディオの奥様&マネージャー)曰く、 「音楽の革命児が集まった。」そうです。 あと、レインボーは仕事中のスター達がお忍びで立ち寄りに来る名所でもありました。 LAに来たら、オフの夜はレインボー。 店内に貼ってる常連たちの写真、少し見てるだけでもディープ・パープル、ヴァン・ヘイレン、ランナウェイズ、モトリー・クルー、ボン・ジョヴィ、WASP、グレイト・ホワイト、ガンズ、ジミー・ペイジ、アリス・クーパー、スティーブン・タイラー、ジョン・ボーナムetcのHR/HM勢に加え… ジョン・レノン、デヴィッド・ボウイ、ローリング・ストーンズ、ジェームス・ブラウン、ジミ・ヘンドリックス、マドンナ、ビリー・アイドル、コートニー・ラブ、シェール、ジャニス・ジョップリン、シカゴ…それにハリウッド・スター達(シルベスター・スタローンなど)もいる。 …もしかしたら、トミー・リーがヘザー・ロックリアに出会ったり、ジョン・ボンジョヴィがダイアン・レインと出会ったのもここだったのかな・・・と妄想してしまいました。 「レインボーはスターの家になった。ここではスター達がお互いを見つける。人に会う為に来る。」(マイケル) |
レインボーのVIPルームは「ヴァンパイアの隠れ家」
マイケル曰く、レインボーの2階は【ハリウッド・ヴァンパイアーズ】の拠点だったそうです。 大物スターしか入れない、近寄れない…スターだけが集う秘密クラブ。 ジョン・レノンやリンゴ・スター、アリス・クーパーにオジー・オズボーン、ジム・モリソン、ミッキー・ドレンツ、キース・エマーソン、キース・ムーンなどの大物スターが、人目を気にせず思う存分酔っ払いになれる場所だった。 ・・・なんか夢のようだわ(笑) 彼らを総称してハリウッド・ヴァンパイアーズ(Hollywood Vampires)と呼んでいた。 こんな夢のようなVIPルーム「ヴァンパイアの隠れ家」での思い出を現代に蘇らせるべく2012年に結成したのが、アリス・クーパー&ジョー・ペリー本人達がジョニー・デップを引き込んで始動したバンドHollywood Vampiresなんですね。 |
マリオ・マグリエリは「若きロッカー達の父親代わり」だった。
これまでお話ししたように、マリオは若きロッカー達の父親代わり的な存在でした。 ここでは、常連だったスター達の《思い出話》を…幾つか紹介したいと思います。 |

<レミー・キルミスター> 始めて来たのは1973年。 開店の翌年だ。それから通ってる。 …知り合いがいなくてね。 だからここに通ったんだ。 スタッフがいい…クールだよね。昔からそうだ。 当時無名だった俺を温かく迎えてくれた。 クリスマス・イブが誕生日の俺に..クリスマスのディナーも。。 いい人達だ。 タフだしね。 |

<リタ・フォード> お金が無くても食べさせてくれた。 マリオはいつも「あとで払ってくれ。」とか「俺は見なかった。」って。 レインボーのチキンスープだけが喉を治してくれる。 |

<スティーブ・ライリー> 77年にハリウッドに来て、すぐレインボーへ。 それから何年も通った。皆バンドを渡り歩いてチャンスを狙ってた。 俺やニッキー・シックス、ブラッキー・ローレス・・・未来は全く分からなかった。 |

<マット・ソーラム> 下積み時代はよく奢ってもらった。 まずはパンで、チキンスープで栄養を採らせてくれる。 少し売れ、飲み代を払う余裕が出来ると飲み過ぎるようになった。 その頃、マリオが父親みたいな口調で言った。 親の目が届かない街で遊びまわってる俺に 「最近のオマエは良くないぞ。飲み過ぎだ。」 で、俺がヘラヘラすると 「ちゃんと聞け。飲み過ぎだ。頭を冷やせ。」 あの時はガツンときたよ。 マリオは父親代わりになって、夢を追う奴らを見守ってた。 |

<スラッシュ> 俺には長年問題があって、マリオに何度か助けてもらった。 俺の状況を見て苦言を呈してくれた。 「何をしてるんだ。」と。 マリオに言われたことは、しっかりと受け止めたよ。 |
ミュージック・ビデオに登場する 「レインボー」を観てみよう!
ここまで来たら、レインボーが登場するミュージック・ビデオを観たくなってきますよね♪ なので、マグリエリ一家が常連スター達に無償で撮らせてあげたものをいくつか紹介したいと思います。 |
まずはガンズアンドローゼスの「November Rain」。 2分20秒あたりに登場します。 RAINBOWのネオン看板から店内へ・・・。 メンバー達が楽し気に飲み明かしてる姿が微笑ましい。 当時アクセルの恋人だったスーパーモデル、ステファニ・シーモアも一緒です。 美しいですね~♡ 「家だと思ってくれ。何をしてもいいし撮影に使ってくれてもいい。契約なんか無しでいい。」とマリオ&マイケルが言ってくれて実現したMVです。 因みに、ガンズの名曲「Don’t Cry」のMVの中でスラッシュが放り投げたレスポール…。 あれって見事に砕け壊れたらしいのですが、何とか復元して店に寄与したそうで、今でもレインボー店内に飾られています。 |
そして引き続きガンズアンドローゼスで「Estranged」。 6分10秒あたりに登場します。 アクセル・ローズが街をトボトボ歩くシーン。 やはりレインボー看板から店内への流れ…。 綺麗なロック姉さんたちがどんどん店になだれ込んでく。 レインボーの看板を背にギター・ソロを奏でるスラッシュがめちゃめちゃカッコいい♡ どちらのMVからも「郷愁の象徴」としてのレインボーを感じます。 湿ってますね。。 |
お次はGreat Whiteの大好きなバラード曲「The Angel Song」。 このMVにもレインボーの看板が登場しています。 愁いあるジャック・ラッセルの歌声&マイケル・ローディ奏でる泣きのピアノと共に序盤からの登場です。 ハリウッドサインから眺める夜景とのコラボレーションが美しい。。 やはりレインボーって哀愁曲の背景にピッタリですね。 ヤンチャし尽くしたスター達が帰りたくなる家。 店へのリスペクトを感じます。 |
最後にMetallicaのMV「Murder One」。 このMVにも序盤に登場してますね。 お店の象徴的存在レミー・キルミスターと共に登場させてる。 曲名となる「Murder One」とは、レミーが愛用し伝説となったアンプの名前。 ジェイソン・ニューステッド(vo)にとって、レミーは父親のような存在だったから…これはレミーへの追悼ソングなんですね。 だから「レミーの家」だったレインボーが登場してる。 やはり郷愁。。 グッとくるものがありますね。 |
そして! 記事作成中に夫に言われて気付いたのですが・・・。 つい先日、VIXENがNewシングルとして打ち出したMVにもレインボーが登場してました! 序盤からバーン!と(笑) VIXENと言えば…解散から26年目の2018年にLiveアルバムをリリースして以来ですね。 オリジナルメンバーはドラムスのロキシーだけですが、ヴォーカルはファム・ファタルのロレイン・ルイスだし気合入ってますね♡ レインボー看板から始まるMVで復活する…というのも、「あの時代」への愛が感じられてジワってしまいます。 |
因みに、レインボーは映画にも登場しています。 2018年のNetflixオリジナル、モトリー・クルーの伝記的映画『ザ・ダート: モトリー・クルー自伝』です。 是非チェックしてみてくださいね。 |
マグリエリ一家とレミー・キルミスター、クールな友情は生涯続いた。

「レインボーはレミーの家」 オーナーであるマグリエリ一家(マリオ、マイケル、マイクjr)も、業界人たちも、そしてレミー自身もそう認識してる。 毎日のように通ってたから。 すぐ近くに家も買ってるし(笑) スラッシュ曰く、「レミーは家具のようにいつもいた。」そうですww。 先述したとおり、「当時無名だった俺を温かく迎えてくれた。」ことへの感謝もある。 義理堅い人だったんだと思います。 でも、レミーだけが助けられた訳じゃない。 「一度ベガスで助けてもらった。レミーはいい奴だよ。」とマリオが言っています。 レインボーには【レミーのラウンジ】と名付け残されたカウンターがあります。 レミーが入り浸り、タバコを吸ってゲームに興じてたカウンター席。 「負け犬として生まれ、勝つために生きる」の言葉と共に残されてる。 このスローガンはモーターヘッドの生き様であり、レミーの生き様でした。 先程紹介したメタリカの「Murder One」にもオマージュとして織り込まれた有名なスローガン。 晩年レミーはここに座り・・・ 「ここに居られて光栄だ。ここにいれば大丈夫。ずっと俺のバーだった。 サンセット・ストリップの歴史として残るだろう。」 と語っています。 そしてレミーが亡くなった翌年の2016年、レインボーにレミー・キルミスターのブロンズ像が降臨します。 「レミーは永遠にここにいる!」 これが序盤の 「今夜は特別な夜だ。最愛の友人を讃えよう。」に繋がるんですね。 生涯続く友情であり、ロックへの誓いでもあるのでしょう。 レミーのブロンズ像を店に設置した翌年、、マリオも静かに息を引き取りました。 |
最後に・・・

ここまで、時代を超えて生き続けるロックバー「レインボー」&「ウィスキー・ア・ゴーゴー」の記録映画『ザ・レインボー』について語ってきましたが、楽しんで頂けましたか? 個人的なハードロック、ヘヴィーメタルへの愛&オマージュも込めて紹介しました。 無名なロック少年を巣立たせ、「いつでも帰ってこい」と存在し続ける懐深いバー、レインボー。 私が苦境に立った時助けてくれた音楽たちは皆、ここレインボーで産声を上げたのですね。 とても愛おしいです。 マリオ・マグリエリ、マイケル・マグリエリ、そして代々の情熱を受け継ぐマイク・マグリエリjrに敬意を表し、レインボーが永遠に続くことを深く願います。 |
追記
2023年11月5日、マイケル・マグリエリ(Mikeal Maglieri)氏が急逝しました。 享年73歳。 心臓発作だそうです。 レインボー・バー&グリルとウィスキー・ア・ゴーゴーの伝説的オーナー兼創設者マリオ・マリエリの息子として青年期から店を支え、懐深い人徳者として深く愛された人。 謹んで哀悼の意を表します。 |
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