<サクッと韓国ドラマ> Vol.4「無人島のディーバ」感想レビュー&キャスト紹介!<おすすめしたい9の理由>とは!?

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韓国ドラマ



  1. 「無人島のディーバ」ざっくりなドラマ内容
  2. 「無人島のディーバ」登場人物&キャスト紹介(観るべきポイントも解説)
    1. ソ・モクハ(演:パク・ウンビン/少女時代:イ・レ)
    2. チョン・ギホ(演:ムン・ウジン)
    3. ユン・ランジュ(演:キム・ヒョジン)
    4. カン・ボゴル(演:チェ・ジョンヒョプ)
    5. カン・ウハク(演:チャ・ハギョン)
    6. イ・ソジュン(演:キム・ジュホン)
    7. ウン・モレ(演:ペ・ガンヒ)
  3. 「無人島のディーバ」<おすすめしたい9の理由>とは!?
    1. 「これ以上泣かさんとって!」と拝みたくなるストーリー展開がヤバい!
    2. 優しい人達が織りなす「人生逆転サスペンス」に心震える!
    3. 見返す度にジワってくる…愛すべき「アイテム」たち。
    4. 「あれ、伏線だったんだ!」ドラマチック伏線が秀逸すぎて嬉しくなる。
    5. 心揺さぶるステージ・パフォーマンス!「巻き戻して観たい」…には理由がある。
    6. パク・ウンビンの新境地!プロすぎる美声に時空が止まる。。
    7. 「無人島のディーバ」切っ掛けでパク・ウンビンがリアル歌手デビュー?! 日本ではファンコンサートも開催♡
    8. 韓ドラ好きなら要チェック!「天才子役」2人の演技に目頭が熱くなる。
    9. 「純愛」こそが最大のミステリー!思わず唸る極上ストーリーに沼る。
  4. 最後に・・・。

「無人島のディーバ」ざっくりなドラマ内容

韓国ドラマ「無人島のディーバ」は、信じて観る製作会社・・・・・・・・・スタジオドラゴン」が企画し、2023年10月28日~12月3日まで韓国tvNで放送されたサクセス・ヒューマンドラマ。
Netflixが独占で世界同時配信し、「Netflixグローバルトップ10」にもランキング入りした大ヒットドラマです。
脚本家パク・ヘリョン&オ・チュンファン演出監督の黄金コンビ3作目!(「あなたが眠っている間に」「スタートアップ: 夢の扉」に続く3作目)

主人公ソ・モクハを演じてるのは、キュートな演技派女優パク・ウンビン
2022年の大ヒットドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で自閉症スペクトラムの新人弁護士を魅力的に演じ、韓国俳優にとっての名誉である「百想芸術大賞(第59回)」で大賞を個人受賞したウンビンちゃん。
ファン層も世界規模で広がり、次作へのプレッシャーも半端なかっただろう彼女が精魂込めて挑んだ作品…それが本作「無人島のディーバ」です。
そして、彼女が演じるのは…作品タイトルからも分かるように「歌姫」です。
歌姫系のドラマって…良くも悪くもありがち・・・・になっちゃう傾向があると思っていて、ちょっと心配してました。
でも、その心配は1話目から打ち砕かれる…。

現代社会の闇&業の餌食となった男女の「壮絶なるロミオ&ジュリエット人生」が描かれてるんだけど、初っ端から直視できない程リアルな虐待毒親が登場し、幼き主人公たちを追い詰める。
そして・・・。
命懸けで逃げ切った船から落下し、無人島にひとり打ち上げられてしまうヒロイン。
何もない島…持ってるものは3つだけ。
歌手になる夢、命懸けで助けてくれた少年への恋心、念願だった..自由。

韓国ドラマお得意の純愛物語にピュア友情劇を絡め、謎と伏線を絶妙に散りばめた秀逸サスペンス・ストーリーで心を鷲掴みにする。
途中下車は不可、寝不足必至の「沼るドラマ」。
それが本作「無人島のディーバ」なのです。

「無人島のディーバ」登場人物&キャスト紹介(観るべきポイントも解説)


ソ・モクハ(演:パク・ウンビン/少女時代:イ・レ)

ソ・モクハは全羅道の離島出身のポジティブ女子。
幼い頃から歌うことが大好きで、壮絶な苦しみ(児童虐待)を背負いつつも「歌」と共に乗り越えてきた。
私はユン・ランジュに会い、彼女のような歌手になる!
この志だけがモクハを支えていた。
しかし中学生の頃…その苦しみは「生死」を分かつ事態にまで膨れ上がり、ポジティブ思考のみで生き抜くことに限界を感じ始め「家からの逃亡」を図る。
モクハの苦悩を知ったクラスメイト(謎多きツンデレ男子)チョン・ギホが、命懸けで逃亡を助けてくれたが…。

主人公ソ・モクハを演じるのはパク・ウンビン박은빈
2022年百想芸術大賞で<大賞>を勝ち取った前作「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」では自閉症スペクトラムの新人弁護士を演じ、憑依的かつ優しくキュートな魅力を振りまいた彼女。
韓国エンタメ界を背負う俳優のひとりとして、世間の期待度MAXな中で挑んだ本作「無人島のディーバ」では…孤高の歌姫モクハを熱演。
そもそもウンビンちゃんて、逆境をかてに勝ち上がる健気けなげ系ヒロインが良く似合う。
だから…はまり役といえばはまり役なんだけど、ちゃんと見ごたえサプライズ・・・・・・・・・も用意されている。
それが

吹き替え無し、自ら歌うテーマソング!!

見どころのひとつ…どころの話じゃない!
ほんと、時空が止まるレベルの美声なんです。
持ち前の憑依力&ボイトレを駆使したとしても…余りにもプロすぎる。
熱い抒情ストーリーとも相まって、心の底から泣けるヒーリングヴォイスに感嘆しきりなのです。
素晴らしすぎる♡

一方、少女時代のモクハを演じたのは韓国が誇る天才子役イ・レ(이레)。
5歳の時にTVドラマで女優デビューしています。
そして、翌年2013年に出演した映画「ソウォン/願い」での神演技・・・により一躍大ブレイクを果たします。
以降天才子役として広く愛され、数多くのヒットドラマ&映画に登場。
思春期に突入した2021年にはNetflixドラマ「地獄が呼んでいる」に出演し、子役の殻・・・・を脱ぎ捨てるべく魅せた名演技でネクストブレイクの座をしっかり掴み、次のステージに繋がる土壌を築きあげる。
…それを経ての「無人島のディーバ」モクハ役です。
超絶ポジティブからの泣き・・が秀逸で、彼女の表情一つで感情が行ったり来たり…感情のジェットコースターに乗ったかのような気分にさせられる。
凄い逸材!
彼女の今後が楽しみすぎます♡


チョン・ギホ(演:ムン・ウジン)

チョン・ギホは、中学生時代のモクハのクラスメイト。
天真爛漫なポジティブ娘ソ・モクハとは正反対の慎重派ツンデレ男子です。
そして…ちょっぴり謎多き少年。
一匹狼なので人を寄せ付けません。
相容れない世界観を持つ2人、お互いの第一印象はサイアクでした。
でもある日、ギホは気付いてしまう…モクハの笑顔の裏側に。
壮絶な痛みに耐えながら笑い、「夢」を掲げる彼女をほっとけない。

モクハを助けるために生きる

そう心に刻む。
彼女だけでも幸せに暮らして欲しい
命懸けでモクハの逃亡を助けたが、その後行方不明者となる。

チョン・ギホを演じたのはムン・ウジン(문우진)。
「アスダル年代記」のチャン・ドンゴン、「サイコだけど大丈夫」のキム・スヒョン、「ザ・キング:永遠の君主」のキム・ギョンナムなど、ヒット作品に於ける主要キャストの子供時代を数多く演じてきた彼。
本作では、ヒロインの「生きる糧」となる想い人を熱演。
包み込むように暖かく、心臓えぐるさみし気な瞳が印象的でした。
要所要所に彼が登場することで…俄然泣けてくる。
相当な大物俳優に成長するであろうムード、才能、演技力を擁するネクストブレイク俳優です。


ユン・ランジュ(演:キム・ヒョジン)

ユン・ランジュは、過去に人気歌姫(ディーバ)として大ブレイクしてたシンガー。
モクハが心底憧れ、心の支えにしてきた人です。
でも、モクハが漂流生活してる15年の間に…すっかり「過去の人」に成り下がり、世間から嘲笑いされる存在に。
苦汁を舐め、耐え忍ぶ日々が続いていました。
しかし、15年前に「才能」を見出しつつも見失ってしまった少女..モクハの生還により<歌への情熱>を取り戻していく。
ですが・・・
彼女にはある深刻な悩みがあり…相当な覚悟・・・・・で挑まないと命取りになりかねない重圧を抱え込んでいた。
「友情」と「成功」の板挟みとなった彼女、翻弄された先で見つけたものは…?!

ユン・ランジュを演じてるのは大人女子のカリスマ、キム・ヒョジン(김효진)。
モデル出身の美ボディー&妖艶さ、そして滲み出る母性感により魅力溢れるギャップ萌えを演出してくれました。
時に癒され、時に涙させられ、時に大爆笑させてくれる七変化演技がキュートすぎる♡
すぅ~っと伸びたネックラインが美しく、滑らかなボディーさばがステージ上でのドレス姿を神懸かり的なものにしてる。
ウンビンちゃん同様役作りにも紳士的で、ギター・プレイやステージ・パフォーマンスを猛特訓し、その上で「ランジュ像」を自分のものにしたそう。
そして、女優人生に於いても貴重な体験だった・・・・・・・・と語っています。
ポジティブ・パワーがみなぎり、「自分だけのユン・ランジュを作りたい。」という強い気持ちが生まれたそう。
感情を溜める、観客の士気をあおる仕草など…ほんとに絶妙でグッと心掴まれました。


カン・ボゴル(演:チェ・ジョンヒョプ)

カン・ボゴルは、テレビ局YGNのプロデューサー。
ボランティア活動をライフワークとする中、たまたまターゲットにした島で遭難者モクハ・・・・・・を捕獲。
以後、ツンデレ風情で何かと彼女の世話を焼くようになる。
テレビ収録を(悪気無しに)荒らされようが、推し活粗相そそうの尻拭いをさせられようが…「だから何?」くらいの余裕スタンスで収束させてみせる。
どこか見透かした態度、そっけない素振り..それらの全てがモクハの純真を掻き乱す。
優しい」と「冷たい」の中間が無く、何かにつけてギャップが大きすぎるのです(笑)
…故に気になる、知りたくなる。
胸キュン必至、クールで漢魅力人みりょくびとなのであります。

カン・ボゴルを演じてるのは、今まさにしゅん真っ盛りな人気俳優チェ・ジョンヒョプ(채종협)。
地上波ドラマ初出演作は、2019年にウンビンちゃんと共演した「ストーブリーグ」でした。
その後数々のドラマ&バラエティー番組に出演し、お茶の間人気も急上昇⤴
最近では二階堂ふみ共演のTVドラマ「Eye Love You」出演で、我が国日本の一般層にまで人気を轟かせております。
どこか親しみやすい謎めき感、滲み出るツンデレ品格・・・・・・…そして愛くるしい笑顔が、極上なる純愛ストーリーを盛り立てていきます。


カン・ウハク(演:チャ・ハギョン)

カン・ウハクは、ボゴルの兄でテレビ局YGNの報道記者。
そう、ボゴルと同じ職場で働いている。
すごく仲の良い兄弟で、ボランティア活動も一緒、服もお揃い(ボゴルは嫌がってるけどww)…まさに一心同体な関係。
因みに…ボランティア活動中、最初に遭難者モクハを発見したのは彼でした。
弟と違い陽気&人懐っこいキャラなんだけど、諸事情あって…高校生以前の記憶がないのが不憫です。

カン・ウハクを演じてるのは、VIXXのリーダー、エンとして大人気のチャ・ハギョン(차학연)。
卓越したダンスパフォーマンス&温かな人情味で愛されてて、VIXX結成2年目(2014年)から俳優デビューも果たしています。
アイドルでありながら演技の幅も広く、情感ある表情がとてもドラマチック。
韓国ってアイドルグループ出身の演技派俳優多いですよね。。
子役時代から神懸ってる子も多い。
…チャ・ハギョンもその1人。
本作「無人島のディーバ」でも、キラキラな陽気さ壮絶悲劇を内包する繊細複雑なウハクを感動的に演じあげています。
どこかホッコリな暖かさがあり、ヒューマン・パートでもその魅力を存分に発揮しております。


イ・ソジュン(演:キム・ジュホン)

イ・ソジュンは<RJエンターテインメント>の代表で、歌姫ランジュのマネージャーです。
ランジュの才能に敬意を表し「がっつりニコイチ・・・・」で一時代を築いたけど、現在は…落ちぶれ、足手まといなランジュを切り捨てるべき?…かどうか悩んでる。
元々ポーカーフェイスな彼だけに、彼女に対する本音の部分は見えにくい。
<RJエンターテインメント>という大看板を背負い、したたかながらも不安な毎日を送っています。

イ・ソジュンを演じてるのは、このところ存在感増し増し・・・・・・・な名バイプレーヤーキム・ジュホン(김주헌)。
舞台出身の実力派で、初期は主に映画界で活躍してましたが…スタジオドラゴン創設年(2016年)の「元カレは天才詐欺師~38師機動隊~」出演を切っ掛けにスタジオドラゴン常連俳優となる。
TVドラマでもよく見る・・・・となり、お茶の間でも愛される俳優に。
個人的には「サイコだけど大丈夫」での笑わせ演技・・・・・が初見だったので、「浪漫ドクターキム・サブ2」でのヒリヒリ男っぷりにはガッツリ度肝抜かれました。
・・・別人すぎるやん・・・

彼の特徴でもある「視線の先が分からない、想像力を掻き立てる眼差し」が演技のふり幅を大きくしてる気がする。
如何なる人物なのか推測出来ない、いい意味・・・・で…妙ちくりんなカンジ。
「無人島のディーバ」謎男のひとり、イ・ソジュン役はまさに適任でしたね。
最後まで切れ目なく惑わせてくれました。


ウン・モレ(演:ペ・ガンヒ)

ウン・モレは<RJエンターテインメント>いちしの売れっ子シンガー
「新時代の歌姫(ディーバ)」と崇められるほどのカリスマ性があるし、夢見る少女なら誰もが憧れるような日々を送ってる。
でも…プライド高き彼女にとって、このフィーバー現象は単なる「虚像への賞賛」でしかない。
成功してるなんて全然思ってない。
憧れの歌姫ランジュからは軽視されてるし、姿無き「隠し玉ライバル」に嫉妬し..ビビり倒してる自分が嫌い。
彼女が切望してるのは、不特定多数の喝采なんかじゃなく「ユン・ランジュからの賞賛」なのです。

ウン・モレを演じてるのは、Netflx&スタジオドラゴンが放つ期待の新生ペ・ガンヒ(배강희)。
主人公ウクの亡き母ドファを演じた「還魂」、鬼畜女イ・サラ(キム・ヒオラ様)の高校生時代を演じた「ザ・グローリー」…。
出番こそ少ないけど、どちらも象徴的な役どころ…独特なムードを放ち、しっかり爪痕を残してきました。
そして本作「無人島のディーバ」出演。
不貞腐れふてくされヒロインのウン・モレに可愛げ&共感性をもたらし、同世代であろう悩めるディーバ・・・・・・・を等身大の気合で輝かせました。
強気の仮面」に隠し持った純真、いじらしさ、繊細さを優しく映し出す彼女…今後の化けっぷりにも俄然・・期待してしまう。
まさに「隠し玉的」な女優さんだと思います。


「無人島のディーバ」<おすすめしたい9の理由>とは!?


「これ以上泣かさんとって!」と拝みたくなるストーリー展開がヤバい!

そもそも「無人島のディーバ」悲劇の根源って何なのか・・・。
それは、韓国でも重度の社会問題である児童虐待です。
モクハとギホはその餌食になり、恐怖と痛み、愛のえに耐えて耐えて…いつかこの地獄から解放されることを願いながら、どうにか生き永らえてきました。
モクハは「夢」に支えられ、ギホは「貯金箱」に支えられた。
この年頃にしては珍しく…男のギホの方が現実的で、貯金を殖やす為(生きるため)になら「義理ぎり度外視」で何でもやった。(クラスメイトから強奪したチップ、肉体労働賃など・・・)
クラスメイトのお気楽さに辟易し、ダントツお馬鹿ばかっぽいモクハを忌み嫌った。
でも…「頭がお花畑」だと軽視してたモクハが、実は自分と同じ苦しみを背負いながらも笑い、不屈のポジティブ精神&歌姫になる夢でなんとか生き永らえてる、「守るべき女の子」なんだと気付いてしまう。
彼女を連れてここを飛び出そう…そう決心する。
命懸けの逃避行。

持ち前の予見スキルでもって怯える彼女を連れ出し、より安全な場所で夜明けを待つギホ。
早朝の出向船を目指し、いざ夢の世界へ!
そう…。
逃げるも勇気!
とりあえず生き延びる。
プライドより、世間体より、今ある生活より…何よりも大切なのは「命を守る」ことです。
鬼の形相で迫りくるアイツ・・・から彼女を守る!
本来守られるべき子供たちが…誰かを守る為、夢見る為に繰り広げる命懸けの脱出劇

そして、逃避行の先に見えた<ギホの優しさ>…。
壮大なヒューマン劇に涙腺崩壊です。。

もう「これ以上泣かさんとって!」と拝みたくなるストーリー展開がヤバい!
涙を誘う伏線、演出が丁寧に張り巡らされている。
中学生時代の2人を演じたムン・ウジンイ・レの抒情演技も素晴らしく、15年後に回収されていく考察パートを感動的なものにしています。


優しい人達が織りなす「人生逆転サスペンス」に心震える!

主人公含め、殆どの登場人物が優しいのも「無人島のディーバ」魅力の一つです。
社会の闇&人間のうみを赤裸々リアルに描きつつも、主軸となるのは夢・真心・愛
物語をこじらせ、悲劇へと導くのは「追い込まれた人たち」です。

何かに追い込まれた時にこそ試される人間力
生きる意味を見失うような弱者は…我が子すら見えなくなり「自分だけがつらい」と半狂乱になる。
その逆…タフな人間は「火事場のクソ力・・・・・・・」で這い上がり、未来を信じ、その為に何をすべきか考える。
主人公の2人は…もちろん後者でした。
半狂乱な毒親に追い込まれたけど、タフな心で「あるべき未来」を掴もうとした。
その強い信念が「優しい人たち」を引き寄せたんですね。

モクハの憧れであり「腹心」な歌姫ランジュ、理不尽なチップ強奪に怯むことなく「ギホとの繋がり」を大事にしてくれたデウンくん…2人とも愛に溢れた人物です。
モクハ生還後にお世話になったボゴル&ウハクのご両親も超絶ちょうぜつ優しくて、涙が滲むほどホッコリさせられる♡
なのに、そんな愛ある日々..愛ある生活をアイツ・・・がぶち壊す。
忍び寄る影、姿無き狂気が「信じる力」を奪いにかかる。

謎が謎を呼ぶストーリー展開、伏線の憎らしさ、ヒリヒリの緊迫感が「優しさエピソード」と絶妙に絡まり合う。
優しい人達が織りなす、極上の「人生逆転サスペンス」に心震えるのです。


見返す度にジワってくる…愛すべき「アイテム」たち。

壮大な脱出劇の末..無人島に漂流し、毒親どころかギホとも離れ離れになってしまったモクハ。
心は中学生のまま、誰もいない無人島でのサバイバル生活が15年。
「これは食べられる?」「どこなら眠れる?」「助けはいつ来るの?」「ギホに会いたい」
こんなシンプルな望み&希望だけで逞しく生き延びた。
ギホが履かせてくれたスニーカー。
どんどんボロボロになるけど手放さなかった。
このスニーカーはギホの真心であり、夢への片道切符でもあったから。
そして15年の孤独を支えてくれた。
たかがスニーカー…なんだけど、この物語に於いてのスニーカーは重要な涙腺崩壊アイテム
エピソードごとに存在感を増していきます。

他にも…少女時代にモクハが愛用してたコアラフォン、じゃがいもの花、魚市場の水槽、カメラなんかもエピソードごとに進化したり意味合い・・・・を帯びてきたりするので、いちいち心に引っかけておこう(笑)
因みに、少女時代のモクハが愛用してたコアラフォンですが…日本人の私たちには馴染みが無いですが、当時(15年前)韓国で大流行してた携帯電話なんだそうです。
当時は芸能人をカップリングさせた(広告塔的な?…)フィーチャーフォンなるものが流行ってて、その中でも特に若者人気が高かったのが・・・
女優コ・アラがアンバサダーとなった「コアラフォン」だったそう。
画素数とかめっちゃ悪いけどコスパが良かったみたい。
あのシーンを見た韓国の人たちは当時を思い出し、「エモ..♡」ってなるんでしょうね。。
先述のアイテムの他にも、「愛すべきアイテム」たちは色々登場するのでチェックしてみよう♪
何度も見返すとアイテムに込められた深い意味・・・・にも気付き、どんどんジワってきます。


「あれ、伏線だったんだ!」ドラマチック伏線が秀逸すぎて嬉しくなる。

アイテムやモチーフ遣いにジワる…と言いましたが、ジワるポイントはそこだけじゃない。
短いセリフに凝縮された感動の伏線が凄い!
忘れた頃に…「あれって伏線だったんだ!」を突きつけられる。
その中でも一番グッと来たのは・・・。
エピソード2。
ドラマ全体の中でも、割と序盤のエピソードに登場する。
本作では「後追いしてくる号泣シーン」が序盤エピソードに凝縮&集中していたりするので、本当に油断できない。
セリフひとつ、モチーフひとつにまで神経を張り巡らせよう。

…で、一番グッと来たシーン。。
それは、都心からずっと離れた「蔓人参村」大祝祭のシーン。
かつてはカリスマ歌姫だったランジュが、片田舎のお祭り行事で歌う。
すっかり落ちぶれ、大量の酒&タバコで声のコンディションは最悪なのに…。

それでも、フラフラ酔っぱらいながらステージに繰り出すランジュ。
「どうせ客なんかいない」と高を括ってたから。
しかし、客席には予想だにしなかった満員のオーディエンスが…!
15年の倦怠&激しい酔いが一気に覚める光景。
我に返ったランジュの視線を笑顔で受け止めるのは、(ピンチヒッターとして)ゴースト・シンガーを買って出たモクハ。
初対面の2人がタッグを組み、最高のステージを繰り広げます。
大歓声に包まれ涙ぐむランジュは、ステージ袖のモクハに問います。
名前は?
モクハです。ソ・モクハといいます。
この名を聞いた時…咄嗟に微笑み、優しく抱きしめる。
ガッツリと涙もってかれる美しい流れ。。
そしてこの感動シーン、短いセリフは…まるまる伏線となって後々の涙腺崩壊と共に気持ちよく回収されていくのです。
このドラマでは、「あれ、伏線だったんだ!」…なシーンやセリフが巧妙に仕掛けられている。
エンタメ性、脚本の秀逸さ、名演技・・・全ての演出が一体となってドラマチック伏線を盛り立ててる。
一つ一つのシーンを大切に味わってほしい♡


心揺さぶるステージ・パフォーマンス!「巻き戻して観たい」…には理由がある。

で、先述のシーンがこちら。(↑Netflix Japanより引用)
本当に神懸ってる。
心揺さぶるステージ・パフォーマンス!…圧巻過ぎる!

ここで2人は…長かった15年の眠りから覚めるんです。
そして、この<エピソード2>ライブ・パフォーマンスシーンこそが…
あれ、伏線だったんだ!」…という感動回収に繋がるシーンなのです。

実はこれより前<エピソード1>の中に、これに繋がる①フリがありました。
それは、ギホが目撃してしまった父のセリフです。
ケダモノの極み…としか言いようがないけど、15年後となる本シーンで感動に変わる。
そして②フリはこの回の次…<エピソード3>でフラッシュバックしたギホのセリフ
15年前の真実が明らかになり、私たちを「更なる感動」へと押し上げていく。
何を言ったのかはネタバレしないよう伏せておきますが…ww
このセリフが刺さりすぎて、またこの<エピソード2>ライブ・パフォーマンスシーンに戻ってきてしまう。
巻き戻して観たい」…の衝動が止まらない。
エピソード1→3→2の無限ループ。。
翌朝、目が腫れ上がるやつです。


パク・ウンビンの新境地!プロすぎる美声に時空が止まる。。

登場人物のコーナー&「巻き戻して観たい」のコーナーでも紹介した見ごたえサプライズ。

吹き替え無し、自力で歌うウンビンちゃん!!
についてのお話です。

「ウンビンちゃん、自分で歌ってるらしいで!」…と夫から聞かなかったら、『これは吹き替えかな?』って普通に思ってたはず。
だって・・・

余りにもプロすぎるから

時空じくう止まるレベル。
ここにきて、彼女の更なる新境地・・・・・・を見せられた気がした。
未到の領域への開拓が止まらないウンビンちゃん。
華奢な体に秘められたパワーがもの凄い。。

モクハを演じ切るには「自分で歌う事がすごく大切なんだ」って思ったそうだけど…にしたってストイック超えしすぎです。
趣味が音楽鑑賞、特技がピアノ・ヴァイオリンということもあり、もともと音感センサーは高いんだろうけど…
優しく心馴染みがいい透明ヴォイスと歌唱テクニック、一同を包み込むディーバオーラは本物のそれ・・・・・です。

嗚呼…また鬼リピートしてしまうわ。。


「無人島のディーバ」切っ掛けでパク・ウンビンがリアル歌手デビュー?! 日本ではファンコンサートも開催♡

で…。

やはり!…と嬉しくなるんだけど、

2024年1月4日、ウンビンちゃんはパク・ウンビン名義で初のアルバムデビューを果たしました。
彼女の3曲入りアルバム『Present』が、各音楽サイトで公開されたんです。
(「無人島のディーバ」未収録曲)

そして2/11には「2024 PARK EUNBIN FAN CONCERT〈EUNBIN NOTE : DIVA〉in JAPAN」開催の為、久々の来日も…♡
曲の込められた意味やエピソードトークを交えながら、あの驚くべき美声で「無人島のディーバ」挿入歌を歌い上げ、アルバムの『Present』の3曲も披露したそう。
温かいファン交流もあり、またもや嬉し涙でウルウルしたようです。
生のウンビンちゃん、私も見てみたいわぁ~♡
小ちゃくて可愛いんだろうなぁ~,,,♡
思い浮かべただけでも幸せな気分になる♪

妄想はこのくらいにして・・・ 
実は、この日の客席にはボゴル役で共演したチェ・ジョンヒョプもいました。

「Eye Love You」撮影中で、ちょうど日本にいたのかな?
どうなんだろう。。
コンサート鑑賞の写真をインスタグラムに投稿し、「本当に最高でした。素敵な曲を聴かせてくれてありがとう。」「最高のステージだった。お疲れさま ーギホ」と書き込んでたそうです。
共演者同士の絆、そしてキャラクターへの愛が感じられて・・・
なんか嬉しくなる♡
ドラマを飛び出したストーリーにも、沢山の感動が詰まってますね。。


韓ドラ好きなら要チェック!「天才子役」2人の演技に目頭が熱くなる。

韓国ドラマを観ていていつも驚くんだけど…子役の演技スキル、高すぎる!
(かつてはウンビンちゃんもそうだったんだけど。。)
韓ドラ好きにとっての「天才子役誕生」は、今後の新作ドラマを満喫するうえでの要チェック事項でもある。
競争社会の産物か、ここから「信じて観る俳優・・・・・・・」へと華やいでいく役者が沢山いるから…。

そして、本作に登場するムン・ウジンくん&イ・レ確実に要チェック・・・・・・・・な天才子役だと確信しました。(…遅いかな?)
登場人物のコーナーでも紹介したとおり…2人の名演技が<その後の考察パート>をより感動的なステージへと盛り立てている。

ムン・ウジン擁する包み込むような暖かさ、心臓えぐるさみし気な瞳はエピソードがフラッシュバックする度に胸を突いてくるし…
表情一つで感情が行ったり来たり…<ポジティブ⇔泣き>のジェットコースター演技が秀逸なイ・レの抒情演技も相当素晴らしい。
黙ってカメラを見つめるだけで「言わんとする事」を表現できるムン・ウジンくんは、確実に≪次世代のホープ≫でしょうね。。
瞳の奥の「切実さ」に、何度も目頭が熱くなりました。

2人共まだ10代…今後どんな経験をし、どんな表情を纏っていくのかがとっても楽しみです♡


「純愛」こそが最大のミステリー!思わず唸る極上ストーリーに沼る。

本作「無人島のディーバ」は壮絶なるロミオ&ジュリエット劇であり、青春サクセス劇であり、トラウマ社会派サスペンスでもある。
でも、あくまでも主軸は夢・愛・真心
ここがブレないことにより、辛辣ながらも温かみのあるヒューマンドラマに仕上がっている。
そして特に際立っているのが「純愛」のかぐわしさ。
なまめかしく香り立つ…純情な盲目感。

韓ドラに於ける「純愛」って…汚れなく、甘やかで愛おしい。
捨て身のいさぎよさと惜しみなさ・・・・・に溢れてる。
本作「無人島のディーバ」にも、愛おしすぎる「純愛」がたっぷり詰まっています。

…なんだけど、
すんなりかぐわし・・・・てくれない。
この物語では、「純愛」そのものが謎の象徴であり最大のミステリーでもある。

毒親の悪行が隠蔽されるにつれ「恋の記憶」はすれ違い、「真実の歪み」が総ての均衡を崩しにかかる。
「見えないふり」も究極の優しさだったりして…いい意味で非常に紛らわしい(笑)
家族も、恋も、成功も、、、今見えてるものが本当に真実!?…とは限らない。
少なくともヒロインは、何の真実も知らされていない。
持ち前の超絶ポジティブ&素直さで突き進むのみ、信じるのみです。

因みに…ドラマ観てる私たちも、ヒロイン目線・・・・・・での情報くらいしか与えられてない。
だから最後まで翻弄させられる。
丁寧に散りばめられた伏線に問いかける。
「あれはヒントだったんだろうか…」「彼は、本当にこの彼・・・なんだろうか…」「黒幕は本当にアイツなんだろうか…」
考察が止まらない。
優しい仕掛けが満載、思わず唸る極上ストーリー展開に胸のキュンキュンも止まらない。
…沼必至です。


最後に・・・。

今回は韓国ドラマ「無人島のディーバ」の感想をたっぷり語ってしまいました。
作品が愛おしすぎて…時間もたっぷり使ってしまったww
書きたいことが色々ありすぎて・・・。
遊びに来ていただいた皆様が楽しんで頂けてたら嬉しいです。

次回もまた、ゆるっと立ち寄ってみて下さいね♪
またここでお会いしましょう。
最後まで読んで頂き、本当に有難うございました。


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