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韓国映画『詩人の恋』ヤン・イクチュンに注目!~ジワる、共感できる8つの理由~

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映画レビュー

『詩人の恋』とはどんな映画?



映画『詩人の恋』は、2017年韓国の人間ドラマ。
『息もできない』や「バッド・ガイズ2」などで味わいのある演技を魅せ、映画ファン&韓ドラファンの心を鷲掴みにしてきた名優ヤン・イクチュンが”冴えない詩人”を繊細に演じ、これまた大きな話題をさらいました。
監督&脚本は、ドラマ「高潔な君」や「後遺症」シリーズを手掛けた女流監督キム・ヤンヒ。
彼女は「自身が芸術家として成長する過程で感じてきた<芸術と現実の乖離かいひ>、そして<愛の意味>を語りかける様に作った。」と言います。
そんな彼女・・の思いを、主人公である”男性”に置き換えて表現してるのがまたこの作品らしく、とっても感慨深い。
ヤン・イクチュンの人間臭い演技と絡まり、不思議なリアリティーと優しさ、そして”痛みを伴う感動”に包まれていく…そんな抒情詩的映画なのです。

『詩人の恋』あらすじ

韓国映画『詩人の恋』/甘いシネマ


韓国の最南端、済州島の長閑な美観に囲まれてぬくぬく育ち、夢ばかり追って「苦労知らず」と嘲笑いの的となってる中年詩人ヒョン・テッキ。
いっぽう、夫テッキの母親が手放したミカン畑を継ぎ、家計を一手に背負う妻ガンスンはデリカシー無き超絶リアリスト。
晩婚同士の2人は、ただただ単調に倦怠ライフを送ってました。
しかし、愛もクソもないこの生活を打開すべく妻ガンスンが要求しだした “妊活生活”で、より不満を募らせていくテッキなのだった。
逃げ場を探す彼はある日美味し過ぎるドーナツ・・・・・・・・・・に出会い、衝撃に撃たれ、陶酔していく。
近くに外資系ドーナツ店が開店したらしい。
そこで店員のバイトをしていたのは、これまた目の覚めるような美青年!
やがてドーナツへの情熱は青年セユンへ向けられていく。
しかし、麗しき美青年セユンは可哀そうな苦労人だった。
僕がセユンを助けたい…!その気持ちは、いつしか恋心へと変わってゆくが…。

『詩人の恋』感想&見どころ解説~ジワる、共感できる8つの理由~


主人公のキュートさがタマらない!ヤン・イクチュンの演技力と表情が肝!

韓国映画『詩人の恋』/甘いシネマ


本作『詩人の恋』は、キム・ヤンヒ監督の”一人の人間として”の温かみ、人生のもどかしさ、そしてキラキラした夢が沢山詰まった芸術作品です。
今や観光名所ともなってる済州島チェジュトウの素朴な美しさ、湿った風情もどこかノスタルジックで心地いい。
でも!
でもやはり!
この作品の肝はヤン・イクチュンの演技力と表情!これに尽きると言ってもいいでしょう。
何なんと~ぉも言えない表情しますよね。こそばゆい可愛さ・・・・・・・・…と表現したらいいのか。
おっとりした優しい声や仕草に萌え、少しだけ歯が見える”切なげなポカン顔”が母性本能をくすぐります。(子犬みたいです)
主人公テッキの子供っぽさがイクチュンの表情に乗っかり、それはもう悶絶必至のキュートさ!
身勝手な主人公なのに…ふと肩入れしたくなる。応援したくなる。
そして涙を抑えずには見ていられない…。
この可愛さがズルい。
ズルいし、魅力的なのです。

セリフのリピートが絶妙!長尺ドラマに負けないキャラ浸透力


『詩人の恋』には、お約束のセリフが何度も登場します。
セリフのリピート演出が絶妙なんです。
例えば「誰に聞いた?」「誰だと思う?」のくだり。
最初は何気ない会話に聞こえるんですが、ストーリーを追ううちに憎たらしいセリフ・・・・・・・・になっていく。
ひとつの三角関係を匂わすと同時に、妻ガンスンの自己チューさも匂ってくる。
いわゆる<臭わせ>ですか?嫌われるやつです。
この「誰に聞いた?」「誰だと思う?」が登場するたびに、妻のウザキャラ像が定着していきます。

セユンの「同情してるんですか?」や「金をくれ」もそう。
このセリフのリピートにより、彼のプライドの高さ、素直になれない不器用さ、そして求めてやまない愛の渇望が、嫌という程に刷り込まれていきます。
そして同じセリフだけど、時に主張・・であったり、確認・・であったり、強すぎるでもある。
多感な青年の成長、心を読み解くカギともなりえるのです。
何気ない一言をリピートさせ、韓国お得意の長尺ドラマにも負けない“キャラ浸透”を実現させてる。
これはキム・ヤンヒの芸術的センスであり、才能ですね。

男と女の脳の違い、人間の業が色濃く描かれている(”心の保険”とは?)


『詩人の恋』では、人間の業が色濃く描かれてもいます。
特に男と女の脳の根本的な違いについて。
基本的に女脳は現実・・、男脳は理想・・に支配されがちだけど、けっこう赤裸々かつ濃厚に描いてる。

韓国映画『詩人の恋』/甘いシネマ


女脳・・代表選手、テッキの妻ガンスンは家庭(生きるエリア)を支配しようと必死なので、テッキが継ぎたがらなかったミカン農園を彼の母に代わって経営することで財を助け、義母を助け、更には世継ぎ(助けてくれる存在)を残すため、なりふり構わず”妊活”強行。
その為に大好きなタバコやお酒も我慢します。
そうすることで<耐え忍ぶ妻>を演出し、Xデーに備えてるんです。
来たる日の為の切り札代わり・・・・・・にする為に…。(恐ろしやぁ~)
愛よりも、大切なのは現実なんですね。(だいぶ極端な嫁ではあるww)
病床の夫の横で、花札に興じて大騒ぎするセユンの母も同じ。

一方、男脳・・代表選手テッキ。
売れる見込みのない詩人業に没頭し、ミカン農園の跡継ぎも家計も妻ガンスンに任せっきり。
それでいて、出逢った時には女性らしい儚さがあった妻の変貌ぶり(現実思考)に嫌気がさしてる。
評価されない詩、ムードもくそも無い妻、詩人を気取るも説得力を持たぬ我がポッコリお腹…。
それでも、どうしても譲れないのが理想・・なのです。
若さ、輝き、行動力、そしてセクシーさ…その全てを持つセユンに自分の理想を重ね合わせていくんです。
女は現実を、男は理想を”心の保険”として守り抜いてる。
本作に登場してくる殆どのキャラクター像は、男と女ではっきりと2分されてる気がします。

第3者の悪気無さにモヤモヤ…”善意の第3者”は、万国共通?!


本作での”第3者”に該当するのは、テッキの古くからの親友ボンヨン。
テッキに一番近い存在なので、必然的に妻ガンスンの餌食となりますww
ガンスンは、日々募らせている夫の不満を”これ見よがし”にボンヨンにぶつけてるんです。
先述の、「誰に聞いた?」「誰だと思う?」のくだりの登場です。

韓国映画『詩人の恋』/甘いシネマ


テッキは、妻の不満をボンヨンから聞き、ボンヨンの入れ知恵を妻から受け取る。
これが日常化してるので、正直ウンザリしています。
自分に内緒で2人が密に交流してるんだろうけど、<におわせ>が過ぎるので怒る気にもならない。
ただ、親友ボンヨンに悪気はないんです。言動から察するに、分かりやすくて単純な人です。
ガンスンがボンヨンを利用し、ヤキモチを焼かせようとしてるだけ。(たぶん)
でも、その計算・・・・が繊細男テッキの心を遠ざけてることに気付くようなデリカシーは持ち合わせてない。
親友ボンヨンの悪気無さ、テッキの不甲斐なさ、妻ガンスンの”負のループ”にモヤモヤ…。
きっと、国や時代が違えども人の豪なんて変わらない。
このモヤモヤは繰り返される…“善意の第3者”は、万国共通のテーマなのでしょう。

因みに、セユンの母・・・・・にとっての第3者はテッキ、ガンスンにとってはセユンですよね…。

快楽詩人と苦労青年、お互いの中に”求めてた理想”を見出す


先述の通り、テッキは筋金入りの理想主義です。
理想に目がくらみ、現実が見えないまま自由な中年・・・・・になってしまった。
テッキにとって現実とは、母親・同人合評会の女性批評家・あてつけ妻・乏精子症と診断した女医など…極端にリアリスト過ぎる女たち、、、そして冴えない自分自身です。
だけど、「怠け者」「苦労知らず」と嘲笑われたところで、本人的にはピンときてなかった。
ちゃんと自分と向き合ったことが無くて、「詩人は代わりに泣いてあげる人だ。悲しみを抱える人々の為に。」なんて、小学生相手に訳知り顔してしまってた。(悪気はない)
理想や夢以外は全てが他人事だったんですね。(いい人なので、あくまでも悪気はない)))

韓国映画『詩人の恋』/甘いシネマ


いっぽうセユンは若くてセクシー、堂々としていて、ちょっとした一言にも説得力がある。
テッキが熟孝しても浮かばないような魅力的な一言を、サラッと紡ぎ出す。
しかしそれは、彼が生まれながらにして苦労を強いられてきたから。
セユンに無いのは、若者にあるべき自由…そして家族愛。
セユンは現実問題(父の介護、非情な母、貧困)に縛られ、悲しみと孤独に耐える毎日を送ってきたのです。

そして、快楽詩人と苦労青年は出会ってしまった。
求めても手に入らなかった“理想壕”を、お互いの中に見出したんですね。

「あなたは悲劇が欲しかっただけ」は図星!”永遠の悲劇”を掴むテッキ


妻ガンスンが、テッキが若い男性に恋してると知ってしまった日の夜。
遠回しに色々聞かれたテッキが過去に経験した恋について話しだします。
「僕は彼女が好きで、彼女は別の男が好きだった。だから切なさが募り、世界は詩に変わった。
彼女が僕を遠ざけるほどさらに・・・・・・・・・好きになって…」
これを聞いたガンスンは
「あなたは悲劇が必要だっただけ。」
と、冷たく言い放ちました。
実際にそうなのです。

妻ガンスンの性格から察するに、彼女は我の強さゆえ愛を失うことが多かったのでしょう。
行き遅れてる彼女がテッキには寂しそうに映り、その悲劇に誘われるように結婚した。
でも、結婚してからのリアルなガンスンはあまりに横暴でデリカシーに欠け、魅力は消え失せた。
序盤でテッキは「君の心の中で泳いでいた頃もあった。」とつぶやいてましたね。

でも、セユンに恋した時は今までと違った。
近づけば近づくほどセユンの悲しみは現実味を帯び、何度もテッキの心を締め付けました。
男同士であるがゆえ、年の差ゆえ、不貞であるがゆえに、恋心は悲しみに染まっていく。
求めるほどに遠ざけて・・・・・・・・・・しまう。
セユンとの永遠の悲恋・・・・・は、<悲劇=詩>のテッキにとって、初めて掴んだ永遠の愛・・・・と言っていいでしょう。

「金をくれ」に込められた切ない恋心


セユンは劇中、3回ほどテッキに対して「をくれ」と要求します。
これは、を伝えられない悔しさであり、若さゆえの照れ隠しでもあると思います。
「金をくれ」と表現することで愛を隠しつつ、テッキの万が一の気持ち・・・・・・・に賭ける若気の至り。

韓国映画『詩人の恋』/甘いシネマ


でも最も印象深いのは、中盤でテッキに対し「お荷物だ!」と言い放ち、立ち去り際に言った「金をくれ」です。
銀行へ行き、お金をおろすテッキを遠くで待つセユン。
遠くから捉えたその待ち姿は、見ようによってはオヤジ狩りする青年のようにも見えるし、手切れ金を待つ愛人・・・・・・・・・のようにも見える。
でもズームしたその表情は余りに悲しげで、「僕にお金渡さないで!!」と懇願してるよう。
しかしセユンを引き留めようと必死だったテッキは、そんな気持ちに気付く余裕も無く慌ててお金をおろし、小走りで戻って来るのです。
お金の入った封筒を見て悲しみを滲ませるセユン…。
「クソッたれ!」と封筒をもぎ取る怒り顔、あまりに切なすぎました。。

「一緒に行こう」に泣ける


これは、絶対の泣き所!
このセリフは劇中に2回登場するので、意味を嚙み締めながら泣きましょう。
(ここでは感想を差し控えます。。)
本当にグッときます…。

ーキャラクター紹介ー


・テッキ(ヤン・イクチュン(양익준))
 売れない中年詩人。晩婚で結ばれた妻に頼りっきりの生活にも、自分の人生にも不満を抱えてる。

・セユン(チョン・ガラム(정 가람))
 苦労青年。幼い頃に父が病床に倒れ、母はやさぐれた。極貧で生活に追われ、若者にあるべき自由も無くて寂しがり。

・ガンスン(チョン・ヘジン(전혜진))
 テッキの妻。我が強くて支配欲も強い女性。家計を助けてくれるが、優しいテッキを日々振り回している。

・ボンヨン(キム・ソンギュン(김성균))
 テッキの親友。長年の友人で気のいい男だが、デリカシーに欠ける。

まとめ



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色々と語ってしまった名作『詩人の恋』ですが、興味を持って頂けましたか?
文芸ものが好きな人、恋愛ものが好きな人、ブロマンスが好きな人、また単純にヤン・イクチュンの名演技に酔いたい人…。
誰もが感動に浸れる映画だと思います。
是非観てみて下さいね。



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