映画『ココ・アヴァン・シャネル』(2009年)~劇中には無かった5つの真実~ 見どころ満載な伝記映画!

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映画レビュー

  1. 映画『ココ・アヴァン・シャネル』はこんな映画
  2. 映画『ココ・アヴァン・シャネル』あらすじ
  3. 映画『ココ・アヴァン・シャネル』登場人物&キャスト紹介
    1. ガブリエル・”ココ”・シャネル(演:オドレイ・トトゥ)Audrey Tautou
    2. エティエンヌ・バルザン(演:ブノワ・ポールヴールド)Benoit Poelvoorde
    3. ボーイ・カぺル(演:アレッサンドロ・二ヴォラ)Alessandro Nivola
    4. アドリエンヌ・シャネル(演:マリー・ジラン)Marie Gillain
    5. エミリエンヌ・ダランソン(演:エマニュエル・ドゥヴォス)Emmanuelle Devos
  4. 映画『ココ・アヴァン・シャネル』の時代背景・劇中には無かった真実!
    1. 洗濯婦だった母親 = ココ・シャネルの反面教師
    2. エッフェル塔はココ・シャネルの幼少期に完成した
    3. ココ・シャネルがデートしてたリゾート地はドーヴィル
    4. ココ・シャネルが試みたコルセットからの解放 「想像する方が刺激的よ。」
    5. ベル・エポック期、エミリエンヌら高級娼婦は「ココット」と呼ばれていた
  5. 映画『ココ・アヴァン・シャネル』見どころ&感想
    1. 2人の男性が奪い合う!露骨すぎる三角関係
    2. 待つ女から「追いかけられる女」へ
    3. シャネル<No.5>のデザインには恋人の面影が…トリビアを知っておくとより楽しめる!
    4. 衣裳が素敵すぎる!
  6. まとめ

映画『ココ・アヴァン・シャネル』はこんな映画



映画『ココ・アヴァン・シャネル』は2009年公開、フランスの伝記映画です。
世界一有名なファッション・デザイナーでありファッション・アイコンだったココ・シャネル。
ファッションに興味がない人でも大体の人は彼女の名前を知ってるだろうし、眼光鋭く斜に構えたあの顔写真も見たことあるはず。
でもココ・シャネルを描いた映画って意外に少ない。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


なのですが、今回紹介する映画『ココ・アヴァン・シャネル』(Coco avant Chanel)って、メゾン・シャネル監修のもと「最も忠実に」彼女を描いたと言われてる作品なんです。
主演は『アメリ』で大ブレイクしたオドレイ・トトゥ(当時33歳)。
監督はルクセンブルク出身の女流監督アンヌ・フォンテーヌです。

アンヌ・フォンテーヌ監督って、女性の複雑な心理をマイルドに美しく魅せるの上手いですね。
ジェマ・アータートンを主演に迎えた『ボヴァリー夫人とパン屋』(2004年)とかも素敵な作品でした。
女性の小悪魔性を描きつつも…何か優しいんです。
女優選びが絶妙に上手いなーって思う監督さん。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


本作でも主演女優との意思の疎通がバッチリ出来てるようで、オドレイ・トトゥ擁する繊細なムード一人の女性としてのココ・シャネル人物像を優しく映し出してます。
一流デザイナーとしてじゃなく、1人の女性としての観点から堪能して欲しい叙事詩なのです。

映画『ココ・アヴァン・シャネル』あらすじ


1895年フランス、貧しい姉妹がオーバジーヌの孤児院に捨てられました。
ガブリエル・シャネルと彼女の姉エイドリアン・シャネル。
母は生活苦で病死し、残された父親が育児放棄したからです。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


この時のガブリエルはまだ無垢な12歳で、ひたすら父を信じ待ち続けましたが時が経つにつれ自分の境遇を受け入れていくように。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


18歳になった2人は孤児院で学んだ裁縫技術を糧に仕立て屋で働き、夜はキャバレーで歌い生銭を稼ぐ日々…。
「ココを見たのは誰?」という曲がお気に入り&持ち歌だったので、ガブリエルの愛称は「ココ」

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


ある日のキャバレー、いつものように客をあしらうガブリエルを見て面白がる男が現れます。
この男は大富豪エティエンヌ・バルサンで、親の資産で贅沢三昧しまくりのプレイボーイ。
捨てるもの無きガブリエルは、このお調子者の愛人となる事に活路を見出します。
不毛な逢瀬で得られたものは豪華な部屋&ふかふかのベッド、華麗なる社交パーティーに高級料理。
憧れていた生活だったけど、実際手にしてみると退屈極まりない生活でした。
恋なんて信じてないし、趣味となった乗馬には飾り立てたドレスなんか必要ない。

やがてガブリエルは、退屈な日々を払拭するべく孤児院や仕立て屋で培った裁縫技術を活かし、服や帽子を作り始めます。
男に媚びない、時代に媚びない独特なセンスで。
すると仲良くなった舞台女優(バルサンの遊び友達)が興味を示し、口コミが広がっていく。
そして才能に目覚めた彼女を待っていたのは運命の男ボーイだった!

映画『ココ・アヴァン・シャネル』登場人物&キャスト紹介

ガブリエル・”ココ”・シャネル(演:オドレイ・トトゥ)Audrey Tautou


ココ・シャネルは世界的なファッション・デザイナー。
本作では彼女の幼少期~成人時代の過酷な人生、そして運命に負けず、誰にも媚びず、ただただ成功を夢見て突き進むひたむきな姿に焦点を当てています。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


演じてるのは『アメリ』でお馴染みのオドレイ・トトゥ。
ココ・シャネルとは対極のイメージ(万人を癒すタイプの女優さん)だけど、だからこそのキャスティングですよね。
成功自体が夢だった頃のシャネルが放つ純粋な激情を、艶めかしく無垢な瞳に憑依させてます。
オドレイ・トトゥは若き日のシャネルが放っていたであろう痛々しい程の背伸び感を演出するのにピッタリな女優さんだったと思います。

エティエンヌ・バルザン(演:ブノワ・ポールヴールド)Benoit Poelvoorde


エティエンヌ・バルザンは、フランス社交界の名士であり資産家のプレイボーイ。
テキスタイル会社を経営してた親の遺産でシャトーを購入し、そこで競走馬や遊女たちを飼いならして豪遊三昧していたそう。
ムーランのキャバレーで見つけた”強気なココ”に入れ込み、愛人として自身のシャトーに住まわせて人脈を与えた男です。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


演じてるのはベルギー出身の俳優ブノワ・ポールヴールド。
凄くいい!
男前じゃないけどスッとぼけたセクシーさがあり、チャーミングなギラつき感が丁度いい感じ。
彼の出演作が日本で劇場公開されることは少ないですが、『3つの心 あのときもしも』や『チャップリンからの贈りもの』など主演作も沢山あるので、チェックしてみるとフランス映画の世界が広がるかも。
セザンヌ賞にノミネートされたこともある実力派です。

ボーイ・カぺル(演:アレッサンドロ・二ヴォラ)Alessandro Nivola


ボーイ・カぺルは、裕福なイギリス海運商人(上流階級)の跡取り息子にしてポロプレーヤー。
ココ・シャネルに教養・哲学を教え、ブティック第一号店に資金援助までしてくれた。
そして、シャネルのデザイン観にも大きな影響を与えた人です。
ボーイがバルザンの友人だったから巡り合えたんだけど、奇妙な三角関係になっちゃいましたね。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


演じてるのはアレッサンドロ・二ヴォラ。
カンバーバッチを彷彿とさせる気品があって、退屈させない目の動きが妙にセクシーですね。
どう見てもアメリカ人俳優とは思えない…と思ってたら、イタリアとドイツ人のハーフでした。
人気TVシリーズ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の前日譚で、2022年春に配信が始まる映画『ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち』では、犯罪組織の礎を築いた主人公として登場するので是非チェックしてみて下さいね。

アドリエンヌ・シャネル(演:マリー・ジラン)Marie Gillain


アドリエンヌ・シャネルはココ・シャネルの姉で、幼き日一緒に捨てられた孤児です。
自立心旺盛なココに手を引かれて同じテーラーで働き、同じキャバレーで歌って暮らしますが…次第に違う人生を選択していきます。
男尊社会でバリバリ働くタイプじゃないと割り切り、権力ある男性に頼る人生を選んだのです。
たとえ日陰の身になろうとも…。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


演じてるのはマリー・ジラン。
ロマンチックな顔立ちがアドリエンヌ役にぴったりでしたね。
女らしく、声色も柔らかでめっちゃ癒される♡
彼女はデビュー4年目にしてロミー・シュナイダー賞を勝ち取った演技派女優で、今なおフランスのTVシリーズで大活躍中です。(「Souviens-toi」「Speakerine」など)
衰え知らずの瑞々しさ、美しさなので是非チェックを!

エミリエンヌ・ダランソン(演:エマニュエル・ドゥヴォス)Emmanuelle Devos


エミリエンヌ・ダランソンはバルザンの遊び友達(恋人のひとり)であり舞台女優。
そして名の知れた高級娼婦でもありました。
流行に敏感で好奇心アンテナが強い彼女はすっかり「ココ・シャネルの虜」に…。
いち早く彼女の才能に気付いた女性でした。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


演じてるのはフランス人女優エマニュエル・ドゥヴォス。
彼女もフランスに軸を置いてて、セザール賞主演女優賞も受賞した逸材。
映画祭の審査員としてもよく駆り出されてるようです。
本作出演時は45歳でしたが…けっこうな貫録ですよねww。

映画『ココ・アヴァン・シャネル』の時代背景・劇中には無かった真実!


洗濯婦だった母親 = ココ・シャネルの反面教師

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


劇中では触れてませんでしたが、ココ・シャネルの母は洗濯婦でした。
洗濯婦って19世紀当時のフランスでは下層階級の職業だったんです。
富裕層・貴族たちの洗濯全般を引き受ける仕事で、すんごい長時間労働なのに低賃金でした。
ココの母は、病魔と飢えに苦しみながら一日中冷たい水&アイロン蒸気の熱に耐え、家庭を守り、若くして非業の死を遂げました。
放浪行商人で帰らぬ夫を心から愛し、身を粉にして働き続けた無垢な女性だったのです。
無計画に5回も妊娠させられ、生活費稼ぎから何から全て背負われたのに…。
そんな父を恨むココは恋を嫌い、時代や男に振り回されない強い意志を持ったのです。

エッフェル塔はココ・シャネルの幼少期に完成した

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


フランスに旅行したなら誰もが足を運ぶであろうエッフェル塔。
余りにも象徴的なパリのシンボルですが、ココが生まれた頃この土地にはセーヌ川と公園しかありませんでした。
しかし”フランス革命100周年”となる1889年にパリで万国博覧会が開催されることが決定し、それを見越して1887年から建設に着手。
“きっかり2年”で完成させたんだそうです。(はやっ)
その時ココ・シャネル6歳。
母親や姉弟たちと小さな町のコミューンで片寄せ合って暮らしていた頃です。

ココ・シャネルがデートしてたリゾート地はドーヴィル

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


恋を信じずに生きてきたココ・シャネルが思わず恋してしまったセクシーなイギリス紳士ボーイ・カぺル。
許されぬ恋だけど惹かれあってしまった。
ボーイは強引なパリ旅行を計画します。
この時2人が楽しんだバカンス地がドーヴィルでした。
ドーヴィルは19世紀の半ばから栄えた高級リゾート地で、特にイギリス貴族の遊び場・海水浴場として親しまれたそう。(ボーイもその1人)
パリからすぐ行けるアクセスの良さもあり、2人がデートした頃は著名なアーティストや実業家が連日のように女性連れで押し掛けてました。

劇中のロケーションも、実際にドーヴィルがあるノルマンディー海岸全域で撮られていて凄く美しい♡
ロマンチックな逃避行にピッタリの絶景でした。

ココ・シャネルが試みたコルセットからの解放 「想像する方が刺激的よ。」


ココが服のデザインをし始めたころ、女性たちのファッションって男に媚びた息苦しいものでした。
呼吸が出来ないくらいに締め付けたコルセット、過剰な装飾、白・ピンクなどのフワフワした色彩…これが主流だったんです。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


ココにとっては「見てらんない」装い。(ケーキが歩いてるって失笑してましたね)
大好きな乗馬を楽しむのも一苦労だし、何をするにも邪魔で仕方なかった。
だからココは革新的な男装服を仕立て、引き算の美学を打ち出しました。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


フランス社交界の名士バルサンの隣でこんな目立つ格好してたら、流行に敏感な取り巻き女優やご婦人方のアンテナに引っ掛からない訳ないですよね。
もっと肌を露出したい!と胸元の修正を懇願する”ココ信者”エミリエンヌに向かって、男心を代弁して言います。
「(裸を)想像する方が刺激的よ」と。
これ、彼女が培った”したたかさ”がたっぷり詰まった一言だと思います。

ベル・エポック期、エミリエンヌら高級娼婦は「ココット」と呼ばれていた

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


ちょいちょいエミリエンヌの話をしてますが、ココ・シャネル達が生まれた1880年代はベル・エポック期
ベル・エポックは1801年~世界大戦勃発1914年までのフランス…華やかなる”パリ全盛時代”を指しますが、その頃はエミリエンヌみたいな高級娼婦が社交界で幅を利かせてました。
彼女たちはココットと呼ばれ、主に上流階級者や資産家たちを相手に荒稼ぎしてました。
(それ以前はクルチザンヌですね。)
パトロンを破滅させるような強者もいたそう。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


そしてエミリエンヌみたく大出世し、人気女優になった者も…。

映画『ココ・アヴァン・シャネル』見どころ&感想


2人の男性が奪い合う!露骨すぎる三角関係


2人の男性がヒロインを奪い合う…恋愛映画に於ける万国共通のテッパン構図ですよね。
本作『ココ・アヴァン・シャネル』にはその醍醐味がたっぷり詰まってます。
出会った頃、バルサンにとってのココは気の強いキャバレー女でしかなくて、体を張ってシャトーに転がり込んできた”おもろい女”でした。
好奇心を刺激してくれるけど、いつでもシャトーから追い出せるくらいの存在。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


しかし、面白半分に社交デビューさせてみると”意外な才能“を発揮し始めるんですね。
ココットや女優たちから一目置かれ、能ある鷹が輝きを増していく。
そしてボーイの出現(ライバル出現)により、2人の立ち位置はそっくり入れ替わってしまう。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


急にココへの恋心が爆発し、何をしてでも手放したくない衝動に駆られるバルサン。
しかしながら恋敵は大胆不敵、生来の色男。
ココの目を♡にしたボーイが圧倒的に優勢だし、彼女自身シャトーから出ていける自信を手にしてしまった。
「妬いてるのね」と言うココに「猛烈に」と返したバルサンの表情、妙に刺さりました。
露骨すぎる三角関係が妙に色っぽくてシネマ的…見どころのひとつかもですね。

待つ女から「追いかけられる女」へ


ココ・シャネルが「追いかけられる女」になれたのは、きっとあの憎き父親のお陰でしょう。
劇中冒頭、孤児院に捨てられた彼女が父を待ち続けるシーンがあります。
父という裏切り者を信じて待ち続けた自分、身勝手な父に恋をし、待たされ続け死に急いだ不運な母…。
この思い出はプライド高きココにとって、何としてでも葬り去りたい黒歴史です。
この黒歴史が歪んだ男性観を植え付けてしまったんですね。
愛する妹が母のような人生を選んだことにも大きく失望してました。
皮肉にも父のジプシー気質はココに、母のか弱さは妹アドリエンヌに色濃く引き継がれたようです。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


ココは強い独立心と反骨精神で黒歴史を払拭していきます。
女の武器は道具と割り切り、恋を蔑み、コネクションや財のある男の狩猟本能を刺激しました。
黒歴史を塗り潰すかの如くしたたかさを身に着け、待つ女から「追いかけられる女」へ…。

しかし晩年のココ・シャネルは、取り巻きこそ多かれど孤独な人生だったそう。
<愛する⇔愛される>の定義、何を幸せとするかの基準って難しいテーマですよね。
姉アドリエンヌと妹のココ、どちらの人生が幸せに見えますか?

シャネル<No.5>のデザインには恋人の面影が…トリビアを知っておくとより楽しめる!


ココ・シャネルが作り上げた伝説の香水、シャネルNo.5。
マリリン・モンローが愛した香水“としても人気ですよね。
挑発的でセクシーな香りはもちろんですが、ボトルのフォルムもカッコいい。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


このボトルの起源は、恋人ボーイ・カぺルとの思い出にあります。
ボーイはパリの高級テーラー“シャルベ”の顧客でした。
だから彼は、旅行や出張の際いつも”シャルベのトイレットウォーター・ボトル”を持ち歩いていました。
その思い出を<No.5>のデザインに反映させたのですね。
Charvet“をウィキペディアで検索してみて下さい。ボトルのフォルムが<No.5>と瓜二つなんです!
ボーイの愛用品(恋の思い出)に香りを込めた乙女心。。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


因みに、シャネルのモチーフになってるカメリア。
これにもボーイとの思い出が反映されてます。。
ボーイは白い花が大好きで、白い花やカメリアを彼女にプレゼントしていたそうです。
だからココ・シャネルにとってのカメリアモチーフは「愛の証」なのでしょう。
恋を蔑みつつもボーイとの恋には抗えなかったココ、そんな彼女の”内なる喜び“がデザインに投影されてるのかもしれないですね。
本編には出てこないトリビアですが、知っておくとボーイ登場シーンがより楽しめると思います。


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衣裳が素敵すぎる!


ココ・シャネルの半生を描いた作品なだけあって、エピソードごとに登場する衣裳の数々が素敵すぎます!
仕立て屋で働いてる時のキュッと詰まった白襟の制服はエレガントだし、キャバレーでのチェック柄ワンピはすっごく可愛い♡
豪華な社交パーティーでは”似たような媚びドレス”が蠢く中、メンズルックで一人勝ちです!

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


“追われる女”ココがこだわる、自由で縛られず、それでいて男性の下心を掻き立てる装い…。
勝負デートでももちろん同じ。
ストンとした黒チェックワンピにタイトな白いシャツ、飾りひとつない黒いハットでボーイのイマジネーションを掻き立てます。

『ココ・アヴァン・シャネル』/甘いシネマ


そして終盤、ファッションショーのシーンが圧巻!
シャネル好きにはタマらない”大舞台”が再現されています。
ジットリと濡れた瞳で一点を見つめ、やがて微笑むまでの長まわしにはグッときました。

まとめ



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今回は映画『ココ・アヴァン・シャネル』について色々と語ってしまいましたが、最後まで読んで頂き有難うございました。
実生活で、よくココは「人間はね、一生のうちで何度もしにものなのよ。」と言ってたそう。
幼い頃から様々な悲劇を乗り越え、身を切る別れを繰り返し、それでも前進し続けた”アヴァン”な彼女だからこその口癖だったのでしょう。
その強いスピリット、強い感受性、高次元なセンスは、100年以上経つ今でも世界のファッション業界で息づいています。

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